カラーの【黒染め】はデメリットしかありません!注意点なども紹介!

その他の話

 こんにちは(^^♪
 約10年ほど美容師をやっていたものです!

 今回は 黒染め についての 知識やメリット・デメリット についてお話していきます!

  みなさんは 黒染め をした経験はありますか? 

「就職活動」「転職」「長期休みで髪を染めて、学校が始まるのに合わせて黒くした」 

などさまざま理由はあるでしょう(゜o゜)

 そんな人に質問します! 

黒染めした後にまた髪を染めようと思って染めたら「あれ?染まらない?」 なんて経験ないですか!? 無かったらすいません!笑

 美容室でも「黒染めしたことありますか?」 とか聞かれませんか!? 聞かれたことなかったらすいません!笑

 実は

黒染めはかな~~~~~~~~~り厄介なのです!(; ・`д・´)

どんな感じで厄介なのか説明していきます!!

※ 一般の人向けにわかりやすく説明しているつもりですので、美容師さんの参考にはなりませんので注意です(; ・`д・´)

黒染めとは?

 まず大前提として 黒染め とは、髪色を黒くすることです!

 ← 当たり前( 一一)

 すでにカラーをしている髪を元々の地毛(自分の髪の毛の色)にすることが 黒染め と呼ばれています

 最近では昔と違って、元々の地毛が明るい人も多くなってきているので 黒染め という概念が変わってきているのも事実です

 昔から就職活動の「面接があるから黒くする」という学生さんがたくさんいますよね~ まぁ、学校からの指示らしいですが、個人的には大嫌いな考えです(*’▽’)笑 

 私は 「ちゃんと仕事をしているなら見た目はどうでも良い」 というタイプなので、髪色は好きにしていいと思ってます(*’▽’)  

学校側は学生みんなを黒色に無理矢理染めさせて、、、

その子の個性を隠して面接させて、、、 

それで会社側はその子のホントの中身を見れますか? っていう話。 

私なら 「普段の状態で来て」 と言いますね!(^^) 

それがその人の個性であり人間性ですから! 

 。。。 ん?話がそれてしまいましたね(笑  この話はまた別の機会に。なんてね(^ω^)

黒染めのしくみ

 さて、黒染めのしくみ を説明していきます!

そもそもの 髪を染める(カラー)というのは髪の毛1本1本を違う色に変えることです

 髪を明るい色に染める場合、髪の毛1本1本の黒い色素をカラー剤の力で明るくしていくわけなんですが、

基本的に1度明るくしてしまった髪は 2度と染める前の髪には戻せません! 

 1度でもカラーをしてしまうと髪の元々の色素の色が変わってしまうため、染める前の状態に戻すことは不可能なのですね~  

 「暗くすれば同じじゃないの?」 と思われる人もいるかもしれませんが、元々の地毛に近い色まで暗くすることは可能ですが 元の黒髪に戻す という表現とは全く別です! 時間が経てば暗くする前の明るい髪色に戻ります(._.)

 では 黒染め というのは字のごとく「黒色で染める」ということです

 「黒」という色は何種類もの色が混ざりに混ざって出来上がる色のことです

そして!日本人の黒髪は基本的に 「かなー----------り濃い赤」 でできています!! 

 赤系の色 別名「暖色系」と呼ばれますが、この暖色系の特徴は ツヤ です! 

実は海外では「日本人の黒髪はツヤがあってうらやましい」と言われているほどなのです(‘ω’)ノ

 つまり 日本人の元々の髪色は黒は黒でも 「赤黒い」 色なのです! 赤が入った黒なのでツヤがあるんですね~   (ちなみに「青黒い」色も存在しますよ(^^)/)

  日本人の髪は「赤黒い」が分かったところで本題に戻ります!

明るくした髪色を 黒色のカラー剤で 元々の地毛の明るさまで暗くするとどうなるかというと、もちろん黒髪になります! 

 ただ!!

黒色のカラー剤の中にはいろんな色が混ざりに混ざっている」 と先ほど言ったように、大量のいろんな色が髪の中に入ってきます! そうすると、色がいっぱい髪の中にいるので中々色落ちしてきません。 いっぱいいる上に団結力もあるのです! 

 「え?色落ちしないなら良いことじゃないの?」  って思いますよね~

確かに色落ちしないならありがたいですが、次回髪を染めようと思うと 染まりません 。

 「就職活動が終わったから髪もう一回明るくしよー」  と思っている人は多いと思います。

しかし!  染まりませんのです(T_T) 

なぜなら 大量の色たちが邪魔をするからなのです(T_T)

黒染めで髪の中に居座っていた黒色たちが、次に髪に入って来ようとする新しい色たちを入ってこれないように邪魔しちゃうんですよー(T_T)

性格悪いですね~(笑)

 もちろん、無理矢理 黒色たちを追い出すことは可能です。 いくつか方法はありますが、手っ取り早いのは「ブリーチ」。 

ただ、、極端に明るくなるし、かなり髪が傷みます。。。。

 ※ ブリーチとは・・・・・カラー剤の種類の中で最上級の強さを持つもの。金髪になる。 

他にも、「何回も明るいカラー剤で染める」 という手段もあります。 ただ3回とかやらないと意味がなかったりするので、結局かなり髪が傷みます。。。。

 良いこと全く無いですよね(*_*;

そのくらい  黒染め  というものは厄介なのです。。。




メリット・デメリット

 ここまで読んでいただいて、正直メリット無いですよね( ;∀;)

なんとかメリットを探そうと思っても中々出てきません。。

 無理矢理あげるとするならば、、、、

メリット

 ・ 色が長持ちする
    → くらいでしょうか笑。  

デメリット

 ・ 次回カラーする時に希望の色や明るさにできない
    → 黒色が邪魔をするので希望の色に染まらない

  色が長持ちする
    → 良くも悪くも色持ちします!  簡単に色落ちしてくれれば次に染めたい時に希望通りの                      色にできるのですが、かなり色持ちするのでそのまま待っていても中々色落ちしません。。。。

黒染めをしないで黒く見せる

 美容師からしても 黒染め をしているお客さんは厄介ではあります(-“”-)

ましてや、もしも自分で黒染めをしていたりなんかしたら最悪です。絶対ちゃんと染めれてなくてムラになっているからです。。。 

私たちの技術を持ってしても ムラを直すのは至難の技です。かなり大変(;^ω^)

 ではどうしたら良いか?

黒染めを使用しないで黒に近づける方法 があります!

 基本的に明るさには1~14(カラー剤のメーカーによって多少変わる)の数字が存在していて、主に「○レベル」「○トーン」と呼ばれています。

日本人の黒髪の平均の明るさの数字は約4レベルです。 

 なので、この4レベルに髪の明るさを合わせるのが大前提となります!

しかし、何色でも良い というわけではないです! 

 先ほども出てきた 暖色系(赤系の色)ツヤが出るので、太陽光・電気などの光で明るく見えたり、赤っぽく見えたりするのでNGです

 では何色が良いか?  答えは 寒色系(青系の色)です! 寒色系は赤みを抑える効果ツヤを消す効果 があり、暗く見えやすいのです! 

 黒色と違い、寒色系は 青・緑・グレー などの色で作られているので色んな色が混ざっているわけではありません! 

なので、黒色よりも色が落ちやすい傾向にあります

正直 私たち美容師側からの意見としても 極力黒染めは避けてほしい です

もう 今後明るくする必要が無かったり、 今後明るくしちゃいけない、 

という人以外は 基本的に黒染めはやめた方が良い です!

 また 今後明るくする可能性が少しでもあるなら 黒染めはやめましょう( ・`д・´)

 これを踏まえて 

美容室でやる場合

 担当の美容師さんに
 「黒染めじゃない、黒に近い寒色系(青系)でお願いします」 

と言ってください!  だいたいの美容師さんはわかってくれます!

自分でやる場合

 「4レベルくらいのアッシュ系の市販のカラー剤」 を探して使ってください!

「黒髪戻し」「自然な黒染め」 などと書いてある市販のカラー剤は絶対ダメ!! 普通に黒染めですので騙されないでください!

イメージ的にはこういうカラー剤です ↓

※ 明るすぎる髪は青くなりやすいので注意


最後に

 いかがでしたか? 
分かりやすく書いたつもりでしたが、ちゃんと伝わっていることを願っています(*’▽’)
ありがとうございました



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